恋がさくころ桜どき こなみ√


 主人公の実妹であるKONAMI√。エロゲでは大人気属性の実妹ですが、嫌われるテーマNo.1の近親に正面からぶつかったシナリオになってます。こう書くと名シナリオと思われるかもしれませんが他√よりはまし程度。
 さて、この√の話をするまえに浅葉家について少し。浅葉家は母葵と兄ゆうまと妹こなみの3人家族。ゆうまとこなみは血のつながった兄妹ですが、葵とはつながってません。ゆうまとこなみの本当の母は二人が小さい頃になくなり、二人の本当の父は葵と再婚し亡くなったという複雑な家庭。そのため、三人とも家族愛を大事にしておりスキンシップなどが過剰だったりします。

 序盤からブラコンシスコンっぷりを見せる二人。ゆうまだけでなく妹も男に興味がないのですが、恋愛の賞金首になったりした関係で嫌でも恋を意識せざるえない環境に。そんなこんなで、ひょんなことから兄を意識し始めてしまうこなみ。おまけに恋の妖精が近親相姦でもええやん?という恋愛至上主義論を展開。こなみは自分の気持ちと社会通念の間で悩みます。そのあたりの描写がしっかりしていて良かったです。また、このルートではこなみ→主人公という恋愛の方向で進むためこなみ視点での描写が多いです。



相談するこなみ。可愛い。

 そんなある日、こなみはゆうまに好きな人はいないの?とたずねます。そこでゆうまはこなみと答えます。恋を知らないゆうまには、恋愛以外での好きしか知らない。そんなゆうまにとって一番すきなのは唯一の肉親であるこなみなわけです。その答えを聞いてこなみはゆうまが好きだと自分の恋心を自覚。違っていて欲しいと思っていた兄への恋心。しかし、一度自覚してしまった兄への思い。こなみには報われることのない恋の花が咲いてしまいました。個別入ってからここまではめちゃくちゃいいですね。流れだけで言えばよくある展開なのですが、ここでもこなみの心理描写がきちんとされている点も評価。ゆうまとこなみの気持ちのすれ違いが今後の展開をわくわくさせますね。






 気持ちを自覚したこなみですが今のゆうまとの関係そして家族を壊したくない思いから気持ちが風化するのを選ぼうとしますが、ティナの根拠のない恋愛至上論に踊らされ告白することに。
 自分の気持ちを大事にしゆうまが自分を家族としてしか見てないと知っていても告白する。いいですね~。もちろん、ゆうまは付き合えないと応えます。兄への恋だろうが立派な恋。好きになる人がたまたま兄であっただけ。こなみの気持ちに真摯に向き合いきちんと応える主人公。かっこいいです。主人公の対応も今までの主人公どおりでいい感じです。

 いやね、ほんとここまではいいんですよ。でもね?ここからがひどい。ここでゲーム終了にしてもいいくらいこの後が酷い。抜きゲかよと突っ込みたくなる展開。恋する乙女はあきらめない、主人公を性的に攻略することに。裸見せたり、おっぱいで背中あらったり、寝起きフェラと。。。。おいおいおいおいといいたくなる。そして、流石の主人公でも性欲マシーンである高校生なのであっさり陥落。こなみが好きだと認めることに。お前性欲に負けただけじゃねーか。。。
 ラストは周囲への理解と家族。隠れて付き合っている二人ですが鋭い生徒会長様はそのことに気付き主人公とべたべたすることでこなみの嫉妬心を煽ります。
 物語が進む上で必要な展開だけど会長さんから何か言って欲しかったですね「これは二人が進むために必要なのよ」的な。たんなるいたずらにしか見えなく、この√の会長は性格悪く思える。。。
 限界になったこなみは主人公にその思いをぶつけます。そして仲直りそしてらぶらぶちゅっちゅしようとしたら。。。なんとそこを葵に見つかり二人の仲がばれるという最悪の展開。


修羅場!修羅場!

 もちろん、母親である葵は二人の仲を認めません。理由は二つ、ゆうまの父、数人が生きていたら絶対に許さない。もう一つは自分が二人の母親だから。ここで別れればこなみが不幸に別れなければ葵が不幸になる二つの選択肢で悩む主人公。答えを出すまで数日間あるのですがそれぞれ幸せを探す3人の心理描写がしっかりしていて家族というテーマがしっかり描かれています。
 本当に葵が願っているのは何か?母親が子に願うのは幸せであること以外にないわけで
二人が別れてたら幸せになれない。ならば葵に認めてもらうしかないことに気付きます。
 ここで恋の妖精が活躍。葵の夫である数人の魂を探し出しご対面。死んだから私は関係ないYO!母親である葵がどうしたいか決めろYO!ええ~。そんな訳で決定権は完全に葵に。三人で幸せになる道を探すことに。
 二人の母親であることには変わりなく仲を認めるわけにはいかないので二人を引き離すことに。三年後にもう一度二人の話しを聞くことを約束しこなみは転校。
 そして、約束の三年後。二人は桜散る道で再会を果たしお互いの気持ちを再確認。葵もこれが三人の幸せの形だと二人の仲を認めハッピーエンド!



 ラストの展開はだめですね。特に、なんだよあの父親がっかりだよ。ご都合主義じゃないか。最後も最後でうーん。もうちょっとどうにかなりませんかね?三年離れても気持が変わらなければおkという試練なのですがその間をすっ飛ばして三年後はっぴーえんどいぇい!という終わり方はどうかと。。。その三年間を少しでも描写して欲しかったです。
まぁ、難しいよねこのテーマは。義理だの近親相姦おkおkだのと逃げる展開が多い中、正面からぶつかっていったその心意気だけ認めてあげましょ。




告白シーンは良かったです。




素敵な告白シーンでした。